天空の覇者
控え室を飛び出したあたしは急ぎ中庭に出ていた。

駐車場に行くって手もあるだろうが、ここが臨時法廷って事を考えりゃ空振りに終わる可能性もある。

今ジョーに会うよりも…あの弁護士の話を聞いてみたい。

あたしの頭の中には、そんな思いが芽生えた訳だが…

「問題は、あの弁護士が話してくれるか?だな…プライド高そうな男やったけんねぇ…関係者にペラペラ喋るとも思えんけど…」

もっとも…彼と接触出来なきゃそんな考えは絵に描いた餅でしか無いのだが…
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