天空の覇者
待つ事数分…

さっきまで法廷でベテラン検事とやり合ってた若手弁護士が現れた。

「やっぱり正面玄関で張ってて正解やったね」

とは言え…何って言って切り出そうか?

「そう言や、あの弁護士の名前も知らんし…」

あたしが、そんな事悩んでいるなんて知る由も無い若手弁護士は、スイスイ歩いて裁判所の外へ出ようとしている。

「あ…ヤバ…アイツ逃がしたら何の為待ち伏せしとったか解らんごとなる」

と慌てて後を追う。

追いつけるか?
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