天空の覇者
その頃の俺は他のヤツら同様にチームの正式機のリトルラビットVT1に乗ってた。

残念ながらラビットも空自のお下がり機

性能的に満足行くレベルじゃなかった。

ある日の任務中、怪獣を追っかけてた俺と大隈だったが付近海域で演習してたアメリカ艦隊のミサイル誤射で俺は撃墜された。

奇跡的に一命を取り留めた俺は数ヶ月のリハビリの末やっと復帰を果たした。

その時アメリカ海軍がお詫びにウォンバットを貸与してくれたんだ。
ウォンバットは上昇力、旋回性能、パワー、空戦能力

どれを取ってもラビットとレベルが明らかに違った。

俺をエースに押し上げてくれた機体

それをアイツは見てたんか…

俺は、ウォンバットに出会いおやっさんの完璧な整備でエースになり、その先に千里が居た。

「つまりお前と千里は出会う運命だったって事だよ。」

おやっさんの話が胸に染みてきた。


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