天空の覇者
★天敵登場★

安月給に居酒屋は、よく似合う

昼間たらふく寝た千里は、ご機嫌で俺のフォックスを仕上げてくれた。

おやっさんから聞いてたんで大体予想は、ついてたけどフォックスは、明らかに反応が良くなりシャープな挙動を操縦桿越しに俺の手に伝える。

「マジに天才なんやな…アイツって」


千里は自分の親からのDNAの他におやっさんの魂までも受け継いでるんだから当然っちゃ当然だろうけど…

着陸した俺に近寄って来た千里は自分の整備した機体の仕上がりに興味津々って感じで

「どうやった?」

と聞いてきた。

俺の返事は

「納得出来る仕上がりだ。これなら命乗せて飛べる」

マジにそう思えるぐらいの安心感

口じゃ何のかんの言い合ってるが…やっぱ俺達は信頼感で繋がってるんやな…
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