天空の覇者
「あそこから散開して前から後ろから…上から足下から攻撃を仕掛けるんだが…」

何か不吉な予感を拭いきれない。

マジに俺ら抜きであんな化け物大丈夫か?

そんな事考えてたら怪獣のヤツ…口から熱線を吐き出しやがった。

デタラメな8方向からの攻撃に攻撃隊パイロット達は、あきらかに戸惑ってる。

「あのバカどもが…パニくってやがる」

四方八方に乱れ飛ぶ熱線にパニくった攻撃隊は闇雲に射撃を行う。

"ズドーン!"

水煙が激しく上がるが…

「ヤバいな…あれじゃヤラれちまうな」

じっとしてられなくなった俺は無線に手を伸ばした。
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