溺愛の定義
「だからね、美羽がするのは一人暮らしじゃないよ。同棲が嫌なら今すぐ学生結婚してもいいし。俺、2人で暮らせるくらいの収入あるからさ。美羽はどっちがいい?」

「〜〜〜恋人がいい」

俯いて、真っ赤になりながら選ぶ。

折角悠人と恋人になれたんだから満喫したい。そのためなら一人暮らしは延期しよう。

「じゃあ、ご期待に答えて恋人を満喫しようか」

そっと私を抱きしめて耳元に囁く。ワザと耳にかけられた吐息にゾクリと身体が震える。

「美羽、イヤラシイ身体になったね。こないだまでキスも知らなかったのに」

「‥‥悠人のせいだよ」

「うん、俺のせいだから嬉し過ぎてヤバイ。もっといっぱい教えてあげるよ、美羽」

そのまま弱い耳に舌を這わされて、甘い声が上がる。

「はっ‥‥はぁ、‥‥‥んんっ」

「この声も凄く可愛いよ。美羽、もっと聞かせてよ」

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