校庭に置いてきたポニーテールの頃
この日の授業は6時間授業だ。
5時間目と6時間目の間の休み時間は先生が廊下で見張りをしていた。
マナの帰りは念のために、中井先生の車で送ってもらうことになった。
村瀬先輩も下村先輩も昼からの授業はサボって学校を出ていき、授業のない先生方が彼らを探しているようだったが、2人は見つからなかったためだ。
さっきよりも気持ちが落ち着いた様子のマナが、まだ心配している私達に笑顔を見せてくれた。
「唯、あっか、もう大丈夫だよ。大嶋とヒロもありがとう。また明日ね」
マナが帰った後、そこにいたみんなに私は言った。
「……私だったら、あんな事があった後でマナみたいに笑うことなんてできないよ」
5時間目と6時間目の間の休み時間は先生が廊下で見張りをしていた。
マナの帰りは念のために、中井先生の車で送ってもらうことになった。
村瀬先輩も下村先輩も昼からの授業はサボって学校を出ていき、授業のない先生方が彼らを探しているようだったが、2人は見つからなかったためだ。
さっきよりも気持ちが落ち着いた様子のマナが、まだ心配している私達に笑顔を見せてくれた。
「唯、あっか、もう大丈夫だよ。大嶋とヒロもありがとう。また明日ね」
マナが帰った後、そこにいたみんなに私は言った。
「……私だったら、あんな事があった後でマナみたいに笑うことなんてできないよ」