校庭に置いてきたポニーテールの頃
2016.8.20 合コン
大樹から合コンの誘いがあったのは、お盆の真っ只中だった。
お盆休みはないものの、仕事自体はそれほど忙しくないので、部署にもよるが帰りはいつもより早い。
なので金曜日以外でも大樹がうちに泊まりに来ることがあった。
身体を重ねているうちにもう一度私のことを好きになってくれないかと淡い期待を抱いていただけに、合コンの誘いがあったときはそれなりのショックを受けた。
そうなんだよね。期待をしても、私達の関係なんて結局こんなもの。
一緒にいるうちにそのことを忘れてしまいそうになるけど。
私は何食わぬ顔をして、彼から合コンの誘いを受ける。
「俺も同期のやつ一人連れていくから、お前も誰か友達一人連れてこい」
「場所は?」
「お前んちでいーべ」
お盆休みはないものの、仕事自体はそれほど忙しくないので、部署にもよるが帰りはいつもより早い。
なので金曜日以外でも大樹がうちに泊まりに来ることがあった。
身体を重ねているうちにもう一度私のことを好きになってくれないかと淡い期待を抱いていただけに、合コンの誘いがあったときはそれなりのショックを受けた。
そうなんだよね。期待をしても、私達の関係なんて結局こんなもの。
一緒にいるうちにそのことを忘れてしまいそうになるけど。
私は何食わぬ顔をして、彼から合コンの誘いを受ける。
「俺も同期のやつ一人連れていくから、お前も誰か友達一人連れてこい」
「場所は?」
「お前んちでいーべ」