校庭に置いてきたポニーテールの頃
「あのときもマナ達が付き合った後だったから、私はあっかに対して何もしてあげることができなくってさ。それはちょっとだけ罪悪感」
「唯が気にすることないよ。私が唯と同じ立場でも、きっとどうすることもできないもん」
唯には言っていない。
あれ以降で、私の気持ちに変化があったことを。
「あっかにも、もちろんマナにも、私は幸せになってもらいたいな。
こんなこと言ったら、上から目線かよって突っ込まれそうだけどさ。
まあ結婚でも仕事でもなんでもいいんだけど、とにかく幸せになってよ」
子どもを見つめるお母さんの表情は、確かに幸せに溢れていた。
「唯が気にすることないよ。私が唯と同じ立場でも、きっとどうすることもできないもん」
唯には言っていない。
あれ以降で、私の気持ちに変化があったことを。
「あっかにも、もちろんマナにも、私は幸せになってもらいたいな。
こんなこと言ったら、上から目線かよって突っ込まれそうだけどさ。
まあ結婚でも仕事でもなんでもいいんだけど、とにかく幸せになってよ」
子どもを見つめるお母さんの表情は、確かに幸せに溢れていた。