校庭に置いてきたポニーテールの頃
始業式の日、宮西のことは俺に任せろなんて大口を叩いたのはいいが、あれから特に何か行動に移せたわけではなかった。
それどころか先月の席替え以降、宮西と話す機会がだいぶ減ってしまっている。
ちょうどあいつら三人が真ん中の前方の席に固まってしまったため、休み時間の度に五人で集まることがなくなってしまっていたのだ。
俺は窓側のやや後ろの席、ヒロは廊下側にいる。たまに浅倉がヒロの席に行ったりしているけど、宮西達は自分の席から動くことがない。
宮西とヒロが遠くの席にいるうちは、何も気にすることはないと思う。
多分夏休みまではこのままの席でいるだろうから、もしまだあいつがヒロを好きでも、時間がなんとかしてくれるような気もしていた。
それどころか先月の席替え以降、宮西と話す機会がだいぶ減ってしまっている。
ちょうどあいつら三人が真ん中の前方の席に固まってしまったため、休み時間の度に五人で集まることがなくなってしまっていたのだ。
俺は窓側のやや後ろの席、ヒロは廊下側にいる。たまに浅倉がヒロの席に行ったりしているけど、宮西達は自分の席から動くことがない。
宮西とヒロが遠くの席にいるうちは、何も気にすることはないと思う。
多分夏休みまではこのままの席でいるだろうから、もしまだあいつがヒロを好きでも、時間がなんとかしてくれるような気もしていた。