校庭に置いてきたポニーテールの頃
「大嶋、さっきはごめんね。私、バトン渡すの今まで成功したことないよね」
「大丈夫。短い時間だけど、練習してできるようになろうぜ」
俺とヒロは、宮西についてバトンパスの練習をすることになった。まずはヒロと俺で、バトンパスの見本を見せる。
本当はバトンを受け取る時も、後ろを振り向いたらだめなんだ。だから渡す方が確実に、相手の手をめがけてしっかり渡さないとならない。
「バトンを持つ位置も意識してみろよ。真ん中よりも端の方を持ったほうが、相手に届きやすいだろ?」
「あ、ほんとだ」
「俺、手の位置をこの辺りで構えてるから、ここをめがけてバトン渡して。俺がしっかり握ったことを確認するまで、バトンから手を離したらだめだからな」
ヒロに見ててもらいながら、何度もバトンパスの練習をした。宮西は途中でコツをつかんだようで、バトンを落とす回数は徐々に減ってきた。
「大丈夫。短い時間だけど、練習してできるようになろうぜ」
俺とヒロは、宮西についてバトンパスの練習をすることになった。まずはヒロと俺で、バトンパスの見本を見せる。
本当はバトンを受け取る時も、後ろを振り向いたらだめなんだ。だから渡す方が確実に、相手の手をめがけてしっかり渡さないとならない。
「バトンを持つ位置も意識してみろよ。真ん中よりも端の方を持ったほうが、相手に届きやすいだろ?」
「あ、ほんとだ」
「俺、手の位置をこの辺りで構えてるから、ここをめがけてバトン渡して。俺がしっかり握ったことを確認するまで、バトンから手を離したらだめだからな」
ヒロに見ててもらいながら、何度もバトンパスの練習をした。宮西は途中でコツをつかんだようで、バトンを落とす回数は徐々に減ってきた。