校庭に置いてきたポニーテールの頃
日曜日は昼まで部活があった。通学は徒歩だけど、日曜日の部活に限り自転車通学ができる。
校門に寄せてあった自転車のかごに荷物を置きながら、俺はヒロに声をかけた。
「今日はこれから暇か?飯でも食いに行かねえ?」
「あ、悪い。マナミが学校に来てるはずなんだ」
「浅倉?珍しいな。部活終わるの待っていたのか?」
「いや、宮西と二人でリレーの練習してるって。お前も来るか?」
日曜日なのに、あいつ学校に来てるんだ。休日に会えることなんてまずないし、もし今ここにいるなら顔が見たい。
「うん、そうだな。宮西が練習してるのに無視するわけにもいかないべ」
校門に寄せてあった自転車のかごに荷物を置きながら、俺はヒロに声をかけた。
「今日はこれから暇か?飯でも食いに行かねえ?」
「あ、悪い。マナミが学校に来てるはずなんだ」
「浅倉?珍しいな。部活終わるの待っていたのか?」
「いや、宮西と二人でリレーの練習してるって。お前も来るか?」
日曜日なのに、あいつ学校に来てるんだ。休日に会えることなんてまずないし、もし今ここにいるなら顔が見たい。
「うん、そうだな。宮西が練習してるのに無視するわけにもいかないべ」