校庭に置いてきたポニーテールの頃
先週から放課後は、面接練習の時間に充てられている。
日にちは割り当てられていて、一日に練習できるのは五人くらいだが、たまたま俺と宮西は二人とも今日だった。俺が最後で、宮西はその前だった。
面接練習は家庭科室で行なわれているため、順番が回ってくるまでは教室で自習をしていた。
さすがにこの時期は切羽詰まっていて、私語はなくみんな黙々と勉強している。
最初は五人残っていた教室も、一人ずつ数が減っていき、とうとう宮西と二人きりになってしまった。
俺は前の方の自分の席で勉強しているから、後ろの宮西の様子はわからない。
だけどせっかく話しかける機会ができた。多分明日からも話すことはないんだろうし。
さあ、なんて話しかけよう。
日にちは割り当てられていて、一日に練習できるのは五人くらいだが、たまたま俺と宮西は二人とも今日だった。俺が最後で、宮西はその前だった。
面接練習は家庭科室で行なわれているため、順番が回ってくるまでは教室で自習をしていた。
さすがにこの時期は切羽詰まっていて、私語はなくみんな黙々と勉強している。
最初は五人残っていた教室も、一人ずつ数が減っていき、とうとう宮西と二人きりになってしまった。
俺は前の方の自分の席で勉強しているから、後ろの宮西の様子はわからない。
だけどせっかく話しかける機会ができた。多分明日からも話すことはないんだろうし。
さあ、なんて話しかけよう。