校庭に置いてきたポニーテールの頃
「……ていうか違うんだ。俺が宮西に話したいことって、そんなことじゃないんだよね」
いよいよ来る……普段見ることのない大嶋の切なげな表情にドキッとしてしまう。
ここに来てようやく落ち着いた胸の鼓動が、再び大きな音を立てる。
私は息を止めていた。すこし間が空いた後に、深く呼吸をしてから彼はゆっくりと言った。
「俺、宮西が好きです」
あれほど望んでいた彼の告白なのに、今はとても胸が苦しくなる。痛くて痛くて、もう我慢ができない。
思わず両手で口元を覆うと、今度は涙が出そうになる。
お願い、札幌になんか行かないで……
何度も失恋の経験はしてるけど、大嶋がいなくなったら、私は今度こそ立ち直れないよ。
いよいよ来る……普段見ることのない大嶋の切なげな表情にドキッとしてしまう。
ここに来てようやく落ち着いた胸の鼓動が、再び大きな音を立てる。
私は息を止めていた。すこし間が空いた後に、深く呼吸をしてから彼はゆっくりと言った。
「俺、宮西が好きです」
あれほど望んでいた彼の告白なのに、今はとても胸が苦しくなる。痛くて痛くて、もう我慢ができない。
思わず両手で口元を覆うと、今度は涙が出そうになる。
お願い、札幌になんか行かないで……
何度も失恋の経験はしてるけど、大嶋がいなくなったら、私は今度こそ立ち直れないよ。