校庭に置いてきたポニーテールの頃
女友達の優しさとはまた違って、彼らといるとほっとするような安心感がある。
言葉にすると変なんだけど、なんていうか二人がいるから私も安心して泣けた感じがしたんだ。
「ごめんね、二人とも。もう大丈夫」
もうそろそろ昼休みも終わってしまうよね。早く教室に戻らないと。
両手で顔をごしごしこすってから、二人に安心してもらうために私は笑顔を見せた。
その時ヒロがおそるおそる私の方に手を伸ばしてきた。
そして私の頬に触れながら、親指で目尻に残っていた涙を優しく拭ってくれたのだ。
ゆっくりとヒロの顔を見上げた。
なんでそんなに苦しそうな顔をしているんだろう……
「……さ、もう行くか」
大嶋の声で、ヒロと私の間に流れていた空気がぷつんと切れたような気がした。
ヒロに触れられていた頬を自分でも触ってみると、なぜだか胸がきゅんとしてしまった。
言葉にすると変なんだけど、なんていうか二人がいるから私も安心して泣けた感じがしたんだ。
「ごめんね、二人とも。もう大丈夫」
もうそろそろ昼休みも終わってしまうよね。早く教室に戻らないと。
両手で顔をごしごしこすってから、二人に安心してもらうために私は笑顔を見せた。
その時ヒロがおそるおそる私の方に手を伸ばしてきた。
そして私の頬に触れながら、親指で目尻に残っていた涙を優しく拭ってくれたのだ。
ゆっくりとヒロの顔を見上げた。
なんでそんなに苦しそうな顔をしているんだろう……
「……さ、もう行くか」
大嶋の声で、ヒロと私の間に流れていた空気がぷつんと切れたような気がした。
ヒロに触れられていた頬を自分でも触ってみると、なぜだか胸がきゅんとしてしまった。