俺様御曹司による地味子の正しい口説き方 ※SS集
繋いだ手を引き寄せて奪うように唇を塞いだ。
「…………んっ、」
杏が可愛くて愛しくて頭を掻き寄せて吐息すら俺のものに。
杏が欲しくて欲しくて抑えられないかった。
「杏……好きだ」
「………………んっ、んんん」
これ以上隙間なんてなくなるほど抱き寄せてエスカレートしていく行為。
ごめん、杏。
一生懸命用意してくれた料理が視線の先にチラリと入る。
ちゃんと食べるからあと少しだけ。
君に伝えたい事があるんだ。
【完】