未知のクリスマス

何気に気になりスマホを手にして表示画面を覗く。

――クリスマス家で過ごせなくてごめん…。もしよかったら…俺の働いてるホテルまで迎えにきてもらえる?
23時頃に…バイトしてたホテルのレストラン前で待ち合わせで…。

相変わらず淡々とした文章で綴れた悠麻のLINEの意味もわからないけど…恋人達の戯れるなか迎えにこいといわれ正直腹正しさを覚えたけど…すぐに訪れる静寂な孤独感に私は耐え兼ねてダウンジャケットにマフラーを装備し家をとびだした。
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