君と出会わなければ
「んじゃ、そろそろ本題入る~?♪」
「いいよ!!♪」
彼氏のこと。
かれこれ3時間以上ひたすら話してたのに、まだまだ疲れない。
むしろまだまだいける(笑)
「すいませーん!!アイスティーおかわりお願いします♪ルナわ??」
「アタシはココアで!」
空になったカップを復活させる。
ひたすら話していたせいか、アヤトのことを聞くのも別に嫌じゃなくなるぐらい、アタシの心は落ち着いていた。
「てかさー、聞いてよ!!アヤトさ、むっちゃでかくてさ!初めてしたとき、痛すぎて叫んだ(笑)」
━━━ゲホゲホッ...
飲んでいたココアが変なところに入って、全力でむせるアタシ。
それを見て大笑いするカナエ。
「いやいや、いきなりなんの話!てか、まずもうしたん?!」
「ちょ!ルナ声でかいって(^^;」
アタシは驚きのあまり、店中に響き渡るぐらいでかい声でこんなハレンチなことを口にしてしまってた。
付き合ってまだ、3ヶ月でっせ?!
その、なに?エッチとか、は、早くない?
アタシはおどおどしまくる。
「てか、もうしたってルナたちまだなん??」
カナエは不思議そうに聞いてくる。
「あ、あたりまえ!まだアタシ処女極めてるし...」
アタシはほとんど聞こえないぐらい小さな声でそう呟く。