君と出会わなければ
━━━ピンポーン
「いらっしゃい♪」
アタシはアヤトの玄関にいた。
出てきたのはカナエ。
カナエはアタシの腕を引っ張り、強引に中にいれると、慣れた手つきで鍵を閉める。
カナエに連れられて、真っ暗なリビングを抜けて、2階へ上がる。
「ルナ~♪会いたかった~♪」
━━━ギュッ
アヤトの部屋に着くと、待ってましたー!!とカズキが飛び付いてくる。
部屋にはアヤトがこっちを一切向かないまま、ゲームをひたすらしていた。
挨拶ぐらいしろよな、こいつ( ;`Д´)
「もー、家行ったのにいないとかないわー」
「だって、ルナが来てくれるって思ってなかったし!!」
そうなぜこうなったかと言うと...