君と出会わなければ


━━━タッタッタッタッ...

ビクッ(*_*)


━━━ガチャガチャ...

ビクッ(*_*)


誰かが階段を走る音がして、次第にその足音は不幸にもアタシのいる教室の前で止まり、ドアの鍵をいじる。
このときのアタシはなにもかもにビビりまくりで、助けを求める声も出なくて、なぜか教室のはしっこの方で小さくなっていた。


━━━ガラガラ


あーおわった。神様お化けだけはやめて!!!(T-T)


アタシは三角座りをして、目を閉じ、耳を両手で覆った。


━━━トントン


「......ちゃん!...ナちゃん!!!」


すごい力で耳を覆っていたから、ハッキリとは聞こえないが、アタシに向かって言ってきている。


「ルナちゃん?!なにしてんの!ここで!てか、なんで泣いてんの?」


「え、なんで...?」


まさかのそこにいたのは、アヤトだった。



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