新年の幕開けはきみと
私のアパートの前についた。
「今日はありがとうございました」と言って車を出ようとする私は、彼に腕を引かれ、気付けば私の唇は彼の唇と重なっていた。
時間にすれば数秒だけど、私には永遠に感じた。
「好きだ。俺と…結婚を前提に付き合ってほしい。
OKならば、大晦日、スターツホテルに来てほしい。
新年の幕開けを、裕香。きみと迎えたいんだ」
初めて、下の名前で呼ばれたことに心が震えた。
「返事は、大晦日当日でいいから。
当日、ルームナンバーを送るよ」
そう言って彼は車をスタートさせた。
◇
そして迎えた大晦日。
彼から、ルームナンバーが送られてきた。
私は急いでスターツホテルに行き、彼の待つ部屋へと向かう。
この先、彼と一緒に新しい年を迎えるために。
彼に「好きです」と伝えるために。
終わり
「今日はありがとうございました」と言って車を出ようとする私は、彼に腕を引かれ、気付けば私の唇は彼の唇と重なっていた。
時間にすれば数秒だけど、私には永遠に感じた。
「好きだ。俺と…結婚を前提に付き合ってほしい。
OKならば、大晦日、スターツホテルに来てほしい。
新年の幕開けを、裕香。きみと迎えたいんだ」
初めて、下の名前で呼ばれたことに心が震えた。
「返事は、大晦日当日でいいから。
当日、ルームナンバーを送るよ」
そう言って彼は車をスタートさせた。
◇
そして迎えた大晦日。
彼から、ルームナンバーが送られてきた。
私は急いでスターツホテルに行き、彼の待つ部屋へと向かう。
この先、彼と一緒に新しい年を迎えるために。
彼に「好きです」と伝えるために。
終わり