新年の幕開けはきみと
そして、操作してじっと見ている。
しばらくすると席を立ち、事務所を出ていった。
すぐに両手に紙コップを持って帰ってきた。
1つを自分のデスクに置くと、もう1つを持ったまま私のデスクまで来た。
「吉岡、ありがとう。良く出来ていたよ。
これ飲んで、ちょっと休憩したら」
そう言って、紙コップを渡してくれた。
「あっ、ありがとうございます」
お礼を言って口をつけると、私の好きなミルクティだ。
「今日はもう、急ぎのものはないんだろう?」
「はい」
「じゃあ、少しゆっくりでもいいよ。
それと、今日は定時で上がるだろう? 良かったら、食事に行かないか?」
突然の誘いに"えっ?"って思った。
その思いが、顔に出てしまったのだろう。
「金曜の夜だし、予定があるなら無理にとは言わないけど」
「いえ、予定はないです。ご一緒させてください」
慌てて言うと、
「了解! 俺、車だから、銀行の隣のコンビニで待ってて」
坂井さんはそう言って、自分のデスクに戻って行った。
しばらくすると席を立ち、事務所を出ていった。
すぐに両手に紙コップを持って帰ってきた。
1つを自分のデスクに置くと、もう1つを持ったまま私のデスクまで来た。
「吉岡、ありがとう。良く出来ていたよ。
これ飲んで、ちょっと休憩したら」
そう言って、紙コップを渡してくれた。
「あっ、ありがとうございます」
お礼を言って口をつけると、私の好きなミルクティだ。
「今日はもう、急ぎのものはないんだろう?」
「はい」
「じゃあ、少しゆっくりでもいいよ。
それと、今日は定時で上がるだろう? 良かったら、食事に行かないか?」
突然の誘いに"えっ?"って思った。
その思いが、顔に出てしまったのだろう。
「金曜の夜だし、予定があるなら無理にとは言わないけど」
「いえ、予定はないです。ご一緒させてください」
慌てて言うと、
「了解! 俺、車だから、銀行の隣のコンビニで待ってて」
坂井さんはそう言って、自分のデスクに戻って行った。