新年の幕開けはきみと
これはデートですか?
憧れていた坂井さんに食事に誘われたことで、私はかなり舞い上がってしまった。
とりあえず落ち着くために化粧室へと向かう。
私の異変に気付いたらしい麻美も、すぐに追いかけて来た。
「裕香、坂井さんと何かあった? なんか、いつもと違うみたいだったから」
「ねぇ麻美、どうしよう? 坂井さんから食事に誘われたよ」
「そうなの、良かったね」
(坂井さん、今頃ですか? 裕香が私と約束してたら、どうするのよ!)
「うん。…でも、鈴木さんがいるのに、いいのかな?」
坂井さんの彼女の存在を思い出し、ブルーな気持ちになる。
「それは気にしなくていいんじゃない?
誘って来たのは坂井さんだし、裕香は坂井さんの仕事のパートナーなんだから、2人で食事に行ってもおかしくないと思うよ。
それに…。最近、坂井さんと鈴木さんのツーショット、見てない気がするんだよね。"別れた"ってウワサもあるし」
それは、麻美に言う通りで…
坂井さんと鈴木さんが別れたと言うウワサは、私も聞いたことがある。かなり前…今年のはじめから聞いたような気がする。
とりあえず落ち着くために化粧室へと向かう。
私の異変に気付いたらしい麻美も、すぐに追いかけて来た。
「裕香、坂井さんと何かあった? なんか、いつもと違うみたいだったから」
「ねぇ麻美、どうしよう? 坂井さんから食事に誘われたよ」
「そうなの、良かったね」
(坂井さん、今頃ですか? 裕香が私と約束してたら、どうするのよ!)
「うん。…でも、鈴木さんがいるのに、いいのかな?」
坂井さんの彼女の存在を思い出し、ブルーな気持ちになる。
「それは気にしなくていいんじゃない?
誘って来たのは坂井さんだし、裕香は坂井さんの仕事のパートナーなんだから、2人で食事に行ってもおかしくないと思うよ。
それに…。最近、坂井さんと鈴木さんのツーショット、見てない気がするんだよね。"別れた"ってウワサもあるし」
それは、麻美に言う通りで…
坂井さんと鈴木さんが別れたと言うウワサは、私も聞いたことがある。かなり前…今年のはじめから聞いたような気がする。