新年の幕開けはきみと
次にスマホが振動して確認したら、『着いた』と一言。
コンビニを出て、探す間もなく分かった。
ちょっと迷いながらも、助手席に座った。
「良かった。後ろに乗られたらどうしようかと思った」
坂井さんが冗談めかして言う。
シートベルトを締めながら、「そんなこと、するわけないじゃないですか」と答えながら、"迷ったことは、絶対に秘密にしなきゃ"と思った。
「明日は休みだから、遅くなっても大丈夫だろう? 食事の前に、一緒に行きたいところがあるんだ」
「大丈夫ですけど…どこに行くんですか?」
「プラネタリウム。
吉岡、前に行ってみたいって言ってだろう」
確かに数ヶ月前に、麻美とそんなことを言っていた。
坂井さんがそばにいたのは分かっていたけど、同僚と話していたし、まさか、そんなことを覚えているとは思わなかった。
「はい、ありがとうございます」
「いや、大丈夫。
俺も行ってみたいと思ったし、それなら吉岡と一緒がいいって思ったんだ。だから誘ってみた」
坂井さんの言葉が嬉しい。
私、勘違いしてしまいそうだよ…
コンビニを出て、探す間もなく分かった。
ちょっと迷いながらも、助手席に座った。
「良かった。後ろに乗られたらどうしようかと思った」
坂井さんが冗談めかして言う。
シートベルトを締めながら、「そんなこと、するわけないじゃないですか」と答えながら、"迷ったことは、絶対に秘密にしなきゃ"と思った。
「明日は休みだから、遅くなっても大丈夫だろう? 食事の前に、一緒に行きたいところがあるんだ」
「大丈夫ですけど…どこに行くんですか?」
「プラネタリウム。
吉岡、前に行ってみたいって言ってだろう」
確かに数ヶ月前に、麻美とそんなことを言っていた。
坂井さんがそばにいたのは分かっていたけど、同僚と話していたし、まさか、そんなことを覚えているとは思わなかった。
「はい、ありがとうございます」
「いや、大丈夫。
俺も行ってみたいと思ったし、それなら吉岡と一緒がいいって思ったんだ。だから誘ってみた」
坂井さんの言葉が嬉しい。
私、勘違いしてしまいそうだよ…