キンダーガーテン    ~温かい居場所に~
「ねぇ唯ちゃん。早くお仕事しないと…終わらないよ?大丈夫?」って…

そうでした。

「ねぇ~オレの家……来る??」

えっ⁉先生のお家?

先生のお家って……彼氏だったら………良いのかな??

「えっと…あの…えっ………あ……」

言葉にならないでいたら

「大丈夫だよ。何もしないから。」って笑ってた。

「いえ⁉……そんな………
あっ…あの……先生のお家に……行っても……?
あの…良いのかな?って……あっ…あの……。」

「オレが良いって言ってるのに?」

「だって…あの……唯だけって…ずるくないかなって……」

「ずるいって…彼女なのに?」

「あっ…あの…彼女だからって…う~ん。」

「うん!分かった‼唯ちゃんに任せてたら、決まらないよね。
行くよ!
ここ、5時で閉まっちゃうから…家で続きしようね。」

そう言って、サッサと片付けを始めた。

…………良いのかな??………ホントに?……

先生のプライベートに…近づけるの??…

何度も「お邪魔でないですか?」「行っても良いの??」って

確認したのに

「大丈夫。」って…

それなら、大丈夫かな?って思うことにして

「彼女って良いですね!幸せ。」って微笑んだら

何故だか大笑い‼

「来るのを警戒して、嫌がってるのかと思った。」って…

えっ⁉そんな風に思われてたの!!

びっくり⁉
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