キンダーガーテン ~温かい居場所に~
車に乗って、園を挟んで家とは反対にひと駅進んだ所に
先生の住む街がある。
園の直ぐ隣なのに、こっち側に来るのは初めて。
ここで過ごしてるんだ。
先生のいる世界だと思うと、それだけで…特別に見えてくる。
途中で寄ったコンビニでお弁当を買う先生に
「ご飯、作りましょか?」って聞いたら……
「唯ちゃんのご飯は魅力だけど…今日はダメ!
オレがついてて仕事が済んでないって分かったら
四人に何を言われるか、分かったもんじゃないからね。
今日は、お弁当にします。」って…
スッカリお仕事モードの先生は、全然甘くない。
初めてお邪魔させてもらったのに、玄関横の部屋に連れて行かれて
直ぐにノートを広げ始めたの。
あぁ~がっかり。
先生の昔のアルバム…見たかったなぁ~
心の中でブツブツつぶやいてみても、先生には届くことはなくって…
二人で黙々とペンをはしらせた。
途中、お茶を入れる先生について行こうとしたら
「お仕事してなさい!」って怒られちゃうし……つまんない。
だって~
このお部屋、お客さん用らしくて
泊まりに来た家族や友達が寝る布団が、押し入れに入ってるだけで…
なぁ~んにもないんだもん。
ねぇ~先生。
今度は、お仕事のない時に…また来させてくれる?
声に出せないおねだりを、心の中でつぶやいた。
先生の住む街がある。
園の直ぐ隣なのに、こっち側に来るのは初めて。
ここで過ごしてるんだ。
先生のいる世界だと思うと、それだけで…特別に見えてくる。
途中で寄ったコンビニでお弁当を買う先生に
「ご飯、作りましょか?」って聞いたら……
「唯ちゃんのご飯は魅力だけど…今日はダメ!
オレがついてて仕事が済んでないって分かったら
四人に何を言われるか、分かったもんじゃないからね。
今日は、お弁当にします。」って…
スッカリお仕事モードの先生は、全然甘くない。
初めてお邪魔させてもらったのに、玄関横の部屋に連れて行かれて
直ぐにノートを広げ始めたの。
あぁ~がっかり。
先生の昔のアルバム…見たかったなぁ~
心の中でブツブツつぶやいてみても、先生には届くことはなくって…
二人で黙々とペンをはしらせた。
途中、お茶を入れる先生について行こうとしたら
「お仕事してなさい!」って怒られちゃうし……つまんない。
だって~
このお部屋、お客さん用らしくて
泊まりに来た家族や友達が寝る布団が、押し入れに入ってるだけで…
なぁ~んにもないんだもん。
ねぇ~先生。
今度は、お仕事のない時に…また来させてくれる?
声に出せないおねだりを、心の中でつぶやいた。