夢と現実の交差点
気付けばそこは、道の上
行き先を示すかのように見える光以外は全て闇が覆っている

「ここは一体何なんだ?……」

そう疑問に思いつつ、光の先に興味の湧いた俺は道を進む

近くであるかのように見えた光の先は果てしなく感じるほど長い
(同じ風景だから実際にどれくらい移動したか不明だが…)

そして見えてきたのは、古い洋館だった
俺が門の前に立つと、音もなく勝手に門は開きだす

「お待ちしておりました、明日斗様」

「………は!?ちょっとまてどういうことなんだこれは?」

「我らの主がお待ちです
こちらへどうぞ」
俺の意見など求めてないと言うかのように、俺の言葉はスルーされる

謎の男に連れられ、辿りついたのは洋館の中央に位置する広そうな部屋の前
「どうぞ、おはいりください」
観念しつつあった俺は、素直に重そうな扉をあける
「失礼します」

「こっちでも会えたね、明日斗」
そこに、見えたのは……
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