夢と現実の交差点
その日の夕方
俺は、病名を話すことにした

どうせ隠してたって、いつかばれるだろうから、«なんで、言わなかった»って言われる前に話してしまおうと思う

     ルーム  1年4組
ast:俺、白血病だった

rs:え、嘘だろ?

sn: なんか怖いんだけど

meî:治りそうなの??

ast:進行を遅くするのは、可能らしいけど、完治とかは無理かなあ

kz:マジか……

lt:先生は知ってるの?

ast:一応な

meî:学校にはこれそうなの?

ast:抗ガン剤治療の合間に行ける…かも

kz:頑張って治せ

ast:分かってる



みんな優しくてよかった
もっと、蔑まれたりするかと思っていたから
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