夢と現実の交差点
次の日、抗ガン剤の投与が始まった
よく知られている副作用の髪が抜けるのは、なってほしくはないが
生きるための手段として致し方ない


    ルーム  テニス部

dm:じゃあ、とりあえず休部扱いでいいんだな?

ast:すみません、お願いします

部長の殿上元佳(どのうえ もとよし)先輩
俺が事情を説明すると、手際良く顧問の先生を連携し、休部の手続きをしてくれた

dm:もし、外出られるようになったら
顔くらい出してけよ!

ast:はい、是非
それで、ペアの梶のことなんですが

dm:えっと、春伸に任せるから大丈夫

th:梶のことは俺に任しとけ

ast:ご迷惑をおかけします

th:んな畏まらんでいいぜ
ま、治療頑張りな

ast:はい

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