夢と現実の交差点
  ーーー「夢、なのか?」
 5限の授業が終わり、梶が声を掛けて来る
 「昨日の夢か」
 体にしみついて離れないのかも知れない
 
 俺は、記憶と同じく教室を出て他愛もない話を繰り広げる
 
 <今日も寒いなあ>
 ここで、俺は倒れるはず

…………夢で俺は倒れることなく、梶と共に廊下を進んでいけた
「そんな馬鹿な」
現実でなし得なかったことが発生していた

 リアルすぎる夢に疑問を持ちつつ、俺は6限の授業を受け、部活に向かう

  
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