雪降るセカイは一瞬で.


「クリスマスの日はさ、
レイナの就職先のホテルに泊まろうと思っているんだ。
一緒に泊まろうぜ?」

そう言って、笑う亮太を見て、
ああ、ここで終わるんだって思う気持ちと
まだ亮太といれるんだって気持ちで
頭がいっぱいになった。


私の就職するホテルは東京に近い都市にある。
だから、そんなことしないで寮に入っちゃってもよかったのに。
亮太はこの道を選んだんだ。
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