パノラマ・ビュー ~夜景の広がる部屋で~
「う~、なんかワクワクしてきたね!」
エレベーターの中、そう言ってオレを見あげる佐野の目にライトが映る。
「あー…」
その星の輝きにやられて、ビミョーな返事しかできなかった。
「もぉっ、気合い入れてよ、本宮。明日はディズニーだからね!」
「け。ディズニーってガラかよ」
憎まれ口なら簡単に出て、バシッと背中を叩かれた。
今日は年末の仕事納めの翌日。
会社はもう休みなんだけど、ここへ来る前オレと佐野は自主出勤して、ひと仕事終えてきた。
誰もいないオフィスで、朝やっと届いた荷物を受け取り、年内に販売店へ搬入しなければならない商品を、二人で仕分けして梱包し出荷した。
量が半端なくて無事終了したのが14時過ぎ。
コンビニのイートインで遅い昼飯をかっ込んで、それからオレらは予定通り千葉行きの電車に乗ったんだ。
エレベーターの中、そう言ってオレを見あげる佐野の目にライトが映る。
「あー…」
その星の輝きにやられて、ビミョーな返事しかできなかった。
「もぉっ、気合い入れてよ、本宮。明日はディズニーだからね!」
「け。ディズニーってガラかよ」
憎まれ口なら簡単に出て、バシッと背中を叩かれた。
今日は年末の仕事納めの翌日。
会社はもう休みなんだけど、ここへ来る前オレと佐野は自主出勤して、ひと仕事終えてきた。
誰もいないオフィスで、朝やっと届いた荷物を受け取り、年内に販売店へ搬入しなければならない商品を、二人で仕分けして梱包し出荷した。
量が半端なくて無事終了したのが14時過ぎ。
コンビニのイートインで遅い昼飯をかっ込んで、それからオレらは予定通り千葉行きの電車に乗ったんだ。