永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。



「ふぅ、おまっ、起きてたのかよ?」


目の前で慌てているなっちゃんに首を傾げる。

なっちゃん、なんでこんなに慌ててるんだろう。

しかも、顔も赤い……。


「なっちゃん……どうしたの…?」

「ん、あ?……んだよ、聞こえてなかったのか?」

「何か、言ってたの?」


そういえば、なっちゃん何か言ってた。

でも、寝ぼけてたからうる覚えで……うーん、思い出せない。


「いや、忘れとけ」

「でも……」


すっごく気になるんだもん。

なっちゃん、なんで忘れとけなんて言うの。

うん、なおさら気にな……。


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