永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。


「あ、ごめんね。それじゃあ、戻ろう」

「うん!」

ほのかちゃんは頷くと、私の腕を引いて歩き出す。

ほのかちゃんの事を妹みたいだなんて言ったけど……。


「ふふっ」

こうやって迎えに来てくれたり、手を引いてくれるところをみると、どっちが姉か分からないなぁ。


ついそんなことを考えて笑うと、ほのかちゃんが不思議そうに私を振り返った。


「ふう姉、笑った?」

「うん、面白いなぁって」

「え、えっ、今の間に何があったの!?」


驚いているほのかちゃんに、また笑いがこみ上げる。

笑いの沸点が低いのは、昔からだったりする。




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