永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。
「私にも……」
こうして、強くなれる日なんてくるのかな。
自分の気待ちに素直になれる勇気が欲しい。
「ふう、どうした?」
「え……?」
心配そうに私の顔をのぞき込んでくるなっちゃんに、目を見開く。
「泣きそうな顔してるぞ」
「そうかな」
「そうかなって、お前な……」
私の答えに、なっちゃんは困ったような顔をした。
ーツキンッ
心臓が、チクチク刺すように痛んで、本当は泣きたかった。
私は、ほのかちゃんやなっちゃんのように強く無い。
だから、誰より変化を望んでしまう。
ーーーーもっと強い私になりたいって。