永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。
「ふ、ぅ……姉……っ」
「ほのかちゃんっ!!」
ほのかちゃんが、苦しそうに私の名前を呼んで、そっと私の頬に手を伸ばす。
その手があまりにも弱々しくて、私は引き止める思いで強く握りしめた。
頬に触れたほのかちゃんの手、すごく冷たい……っ。
こんな冷たいなんて、絶対におかしい。
ほのかちゃんに何が起きてるのか、誰か教えてっ。
「そんな、声……大きく……なく、ても……聞こ…え、る…」
ーーー『ふう姉は、本当に困った人だな』ーーー
そんな意味が込められた、一言に思えた。
それに、胸が締め付けられる。