永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。
「ほのかちゃんがっ……」
2人が泣いている私に慌てている。
そんな2人を、強く両手で抱き寄せた。
「うぅっ……天国に、行っちゃったっ……」
腕の中の2人が、ビクリと肩を震わせたのが分かる。
「なんでだよ……ううっ」
「うわぁぁんっ」
一緒に泣き出す2人に必死にしがみついて、私も泣いた。
家族みたいに、一緒にいたのに。
もう2度と、ほのかちゃんに会えないなんて、信じられないっ。
なのに………涙は溢れてくる。
「おい、何があった……」
聞き覚えのある声が聞こえた。
縋るような思い出振り返ると、そこには……。