永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。
「ふう……」
「ほのかちゃん、私に後悔しないで生きてって言ったんだ…」
「そうか、お前のこと心配してたもんな」
「うん……」
いつも、私よりお姉さんらしいほのかちゃんに、助けられてばっかりだった。
『後悔っ、しな…いで……生きて……ふう、姉っ』
あの時、どんな気持ちでそんな事を言ったんだろう。
死ぬ事は、想像よりずっと怖かったはず。
なのに、どうして私を……心配してくれたの?
『ふう、姉っ……もうっ、自分の……はぁっ、ために、生きて……』
ほのかちゃんと、約束しちゃったのに……。
私は、その方法が……ううん、勇気がないんだ。