別れるための28日の蜜日
すると、律人はそんな私をふわりと優しく抱きしめた。
「だから、さ。俺以外の男が百合の部屋に入るのも気に入らないし、俺以外の男の助手席で百合が笑ってるのもムカつく」
「‥‥へ?」
なんか私、さっきから音でしか返事出来てない。
意味が分からない、と腕の中で見上げると律人が苦笑しながら教えてくれた。
「さぁコースに出ようかって時に斎藤から写真付きのメールが来たんだ。いいのか?って。で、焦ってここに来た」
言いながら律人が見せてくれたスマホの画面には、町田さんの運転する車の助手席で笑ってる私。
これ、さっき荷物運んだ時のだ!
でも、なんで?香苗はいなかったのに‥‥。
戸惑いながら画面をスクロールすると、香苗からのメッセージ。
『このまま捨てられちゃっていいの?』
「だから、さ。俺以外の男が百合の部屋に入るのも気に入らないし、俺以外の男の助手席で百合が笑ってるのもムカつく」
「‥‥へ?」
なんか私、さっきから音でしか返事出来てない。
意味が分からない、と腕の中で見上げると律人が苦笑しながら教えてくれた。
「さぁコースに出ようかって時に斎藤から写真付きのメールが来たんだ。いいのか?って。で、焦ってここに来た」
言いながら律人が見せてくれたスマホの画面には、町田さんの運転する車の助手席で笑ってる私。
これ、さっき荷物運んだ時のだ!
でも、なんで?香苗はいなかったのに‥‥。
戸惑いながら画面をスクロールすると、香苗からのメッセージ。
『このまま捨てられちゃっていいの?』