別れるための28日の蜜日
2月15日
いつもと違う電車と駅、今日の通勤はなんだか疲れる。ただでさえ休み明けの月曜日の朝はかったるいのに、初めての通勤経路は私のテンションを更に下げた。
自分の部屋からより半分くらいの時間で済んだ通勤は体力的には楽なはずなんだけど。
今朝は朝から家事もしちゃったしね。
会社のエントランスを歩きながら起きてからの数時間を振り返って、1人で照れる。
いつもより30分早く起きて手早く着替えだけ済ませると朝ご飯の用意。自分だけならトーストとコーヒーで済ませるところだけど、同居して初めての朝だからグリーンサラダとオムレツも追加した。
少し後に起きてきた律人がダイニングテーブルを見た瞬間、嬉しそうに目を細めたのを見つけて思わず頬が緩んだ。暖かい布団と隣で眠る律人の体温というダブルの誘惑に負けずに起きた甲斐があったってもんだ。
「なんか、朝からこういうのっていいよね」
ストレートに褒められると照れ臭い。
ただでさえ昨夜、律人と分け合った熱を思い出しちゃってまともに顔が見れないのに。
「サクッと食べちゃおうよ。遅刻しちゃう」
自分の部屋からより半分くらいの時間で済んだ通勤は体力的には楽なはずなんだけど。
今朝は朝から家事もしちゃったしね。
会社のエントランスを歩きながら起きてからの数時間を振り返って、1人で照れる。
いつもより30分早く起きて手早く着替えだけ済ませると朝ご飯の用意。自分だけならトーストとコーヒーで済ませるところだけど、同居して初めての朝だからグリーンサラダとオムレツも追加した。
少し後に起きてきた律人がダイニングテーブルを見た瞬間、嬉しそうに目を細めたのを見つけて思わず頬が緩んだ。暖かい布団と隣で眠る律人の体温というダブルの誘惑に負けずに起きた甲斐があったってもんだ。
「なんか、朝からこういうのっていいよね」
ストレートに褒められると照れ臭い。
ただでさえ昨夜、律人と分け合った熱を思い出しちゃってまともに顔が見れないのに。
「サクッと食べちゃおうよ。遅刻しちゃう」