偽りの翼Ⅱ
手術か…。
百合子おばさんにも迷惑をかけてしまう…
でも治さなきゃ。
「あれ?君は…?」
不意に男の子が聞こえてきた
「あ、私…如月花恋です…。今日から入院をするんです。よろしくお願いします」
「そうなんだ、僕は中野李玖。よろしくね」
落ち着いた口調で男の子は話した
「年が同じって聞いたんだけど…」
「そうなんだ。じゃあ、敬語はなしだね。」
いやいやいや…
アナタ最初から使ってないでしょーよ
そんなことを思ったけど
「うん、そーだね」