偽りの翼Ⅱ






寝てるのか確認しようとして布団をめくると





「キャッ!?」




急に手を取られベッドの中に入れられた




千尋に抱きしめられるようにして横向きになる私




「起きてたの…?」




「うん。まさか、引っかかるとは思わなかった」




………どうやら私は千尋の思い通りに動いたらしい。





それにしてもこの格好…




千尋を直に感じてしまう




「ちょっと……くすぐったいよ千尋」




首をなぞられているわたし。






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