偽りの翼Ⅱ





仕事、ドラマの撮影や雑誌のインタビューの毎日を繰り返して




それから数日後だった。




――――――花恋と巡り会えたのは。










ピンポーン





家のインターホンがなって、





扉を開けたときだった





「千尋!」





誰かにいきなり抱きつかれて。




花恋だと気づいたのは数秒後だった





「お前………っ」





「千尋、千尋、ちひろ…っ」






俺を確かめるように花恋は俺の名前を呼んだ













「思い出したのか…?」






「うん…っ、ごめんね、ごめんね千尋」






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