Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
そう言うと、あっちゃんは、あこを抱き抱えてベッドに横たわらせた。

その瞬間、目から涙が頬を伝って枕にポタッっと落ちた。

『あっちゃん…?』

「あこ…もう一生言わねぇから、ちゃんと聞けよ?」

『…ん、何?』

泣き腫らした目で、あっちゃんを見つめると、そのまま頷いた。

「あこ?俺が幸せにしてやりたいのは、お前だけだ。

守ってやりたいと思った女も、お前が初めてだ…愛してる。」

『…うぇ~…』

あっちゃんのバカ!ずるいよ!!

そんなかっこいい事言うなんてずるい!!

嬉し過ぎるよ…

あこは、泣きながら、あっちゃんの首に手を回した。

『あっちゃんのものになりたいよ…』

明日じゃだめなの…

今日、今。

あっちゃんに、全てを奪われたい。

1つになりたい。

「えっ…いやっ…あこ、俺は別に…」

あっちゃんは、あこの気持ちに気付いてしまったのだろう…

急に焦り出して、あこから離れようとした。

ちゅっ
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