Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
忘れるはずないよ…覚えてるよ。
有美さん。
あっちゃんと付き合う事になった、あの日。
花火大会の後に知り合った。
忘れない…あこを睨み続けていた、綺麗な人。
あの日は、スウェットに金髪で、ヤンキーみたいな印象を持ったけど…
今日は、ミニスカートにTシャツで、普通の綺麗なギャルにしか見えない。
『はい…あ、こんばんは…』
あこは、何となくビクビクしながら、ペコッっと頭を下げた。
だって…あの日、彼女が言った一言が、あこの脳裏をよぎったから。
―「オメェ、ムカツク」―
「あこちゃん…だよねぇ?」
『はい…』
「…マジだったんだ…今、コンビニ出ようとしたら、2人が来たからさぁ。
いつから…アツシと付き合ってんの?」
あの日の言葉とは裏腹に、有美さんの人なつっこい笑顔に気が緩んでしまった。
本当は優しい人なんだ、きっと…
あの日は酔っ払っていたからだよね?
あこは、有美さんににっこりと微笑み返した。
『はい!丁度、1ヶ月前からです…』
何だか照れていまう。
“付き合ってます”…そう宣言した様な気がして、変にくすぐったい。
「…フーン?そうなんだぁ!!」
あれ?
どうしたんだろう…有美さん?
あこが言葉を口にした瞬間から、有美さんの顔からは、笑顔が消えていた。
有美さん。
あっちゃんと付き合う事になった、あの日。
花火大会の後に知り合った。
忘れない…あこを睨み続けていた、綺麗な人。
あの日は、スウェットに金髪で、ヤンキーみたいな印象を持ったけど…
今日は、ミニスカートにTシャツで、普通の綺麗なギャルにしか見えない。
『はい…あ、こんばんは…』
あこは、何となくビクビクしながら、ペコッっと頭を下げた。
だって…あの日、彼女が言った一言が、あこの脳裏をよぎったから。
―「オメェ、ムカツク」―
「あこちゃん…だよねぇ?」
『はい…』
「…マジだったんだ…今、コンビニ出ようとしたら、2人が来たからさぁ。
いつから…アツシと付き合ってんの?」
あの日の言葉とは裏腹に、有美さんの人なつっこい笑顔に気が緩んでしまった。
本当は優しい人なんだ、きっと…
あの日は酔っ払っていたからだよね?
あこは、有美さんににっこりと微笑み返した。
『はい!丁度、1ヶ月前からです…』
何だか照れていまう。
“付き合ってます”…そう宣言した様な気がして、変にくすぐったい。
「…フーン?そうなんだぁ!!」
あれ?
どうしたんだろう…有美さん?
あこが言葉を口にした瞬間から、有美さんの顔からは、笑顔が消えていた。