Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
有美さんの気持ちなんておかまいなしに、あっちゃんは、有美さんを引きずる様に外へ出て行った。
待って…あこも…
座り込んでいたあこは、その場からスッっと立ち上がった。
『あっ…これっ!やっぱりやめます、ごめんなさいっ!!』
「え!あのっ…」
桃の天然水を店員さんに押し付ける様に返して、あっちゃんと有美さんを追い掛けてコンビニを飛び出した。
桃の天然水は大好きだけど、そんなのはどうでも良かった。
最低だって事は分かってる…でも…2人の話をどうしても聞かなければ…
あこは、この不安が消えそうにないんだ。
「有難うございましたぁ~また御越しくださいませ~!!」
店員さん達の声が背中を押してくれた。
「お前、あこに何してんだよっ!」
「はぁ?別に何もしてねーよ!」
あっちゃんの車の横で、怒鳴り合っている2人が目に飛込んで来る。
暗闇に立つ2人は、どちらも背が高くて、あこは、何とも言えない嫉妬に近い感覚を覚えた。
あっちゃんには、あこなんかよりも、有美さんの方がお似合いかもしれないね…すごく…お似合いだね…
「何でっ!?何でなの?アタシの何が悪かったのっ?…アツシ!!」
有美さんは、ポロポロと大粒の涙を溢しながら、あっちゃんの右腕に必死にしがみついていた。
待って…あこも…
座り込んでいたあこは、その場からスッっと立ち上がった。
『あっ…これっ!やっぱりやめます、ごめんなさいっ!!』
「え!あのっ…」
桃の天然水を店員さんに押し付ける様に返して、あっちゃんと有美さんを追い掛けてコンビニを飛び出した。
桃の天然水は大好きだけど、そんなのはどうでも良かった。
最低だって事は分かってる…でも…2人の話をどうしても聞かなければ…
あこは、この不安が消えそうにないんだ。
「有難うございましたぁ~また御越しくださいませ~!!」
店員さん達の声が背中を押してくれた。
「お前、あこに何してんだよっ!」
「はぁ?別に何もしてねーよ!」
あっちゃんの車の横で、怒鳴り合っている2人が目に飛込んで来る。
暗闇に立つ2人は、どちらも背が高くて、あこは、何とも言えない嫉妬に近い感覚を覚えた。
あっちゃんには、あこなんかよりも、有美さんの方がお似合いかもしれないね…すごく…お似合いだね…
「何でっ!?何でなの?アタシの何が悪かったのっ?…アツシ!!」
有美さんは、ポロポロと大粒の涙を溢しながら、あっちゃんの右腕に必死にしがみついていた。