Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「やだ…アツシ…」
「有美…お前には幸せになってもらいたい。
けど、俺は…有美とは幸せになれねぇと思ってる…悪ィ…」
「…アツシ!!」
有美さんは、勢い良く顔を上げて、あっちゃんを睨み付けた。
でも、あこの事は見ようともしなかった。
有美さんの綺麗な顔は、涙に濡れてぐちゃぐちゃだった。
「私、絶対…諦めないからっ!!」
有美さんは、一言だけ言い捨てると、スッっと立ち上がって、まるで消える様にミニ公園がある方向へと走り去って行った。
「…あこ?」
『グスッ…う~…』
あこの目からは、大粒の涙が、次々ととめどなく溢れた。
有美さんが、あっちゃんの元カノだった事がショックだったんじゃないの…
あっちゃんと知り合った頃、まだ有美さんと関係が続いていた事にショックを受けたんじゃないの…
それを隠されていた事がショックだった訳でも無くて…
ただ…辛くて仕方なかったんだ。
別れの場所に居た…それがショックだった。
有美さんの気持ちを考えたら、涙が止まらなくなったの…
だって…
もし、今、傷付いていたのが有美さんじゃなくて…あこだったら?
耐えられない。
「あこ?…ごめんな…隠してて…辛い思いしたよな?」
「有美…お前には幸せになってもらいたい。
けど、俺は…有美とは幸せになれねぇと思ってる…悪ィ…」
「…アツシ!!」
有美さんは、勢い良く顔を上げて、あっちゃんを睨み付けた。
でも、あこの事は見ようともしなかった。
有美さんの綺麗な顔は、涙に濡れてぐちゃぐちゃだった。
「私、絶対…諦めないからっ!!」
有美さんは、一言だけ言い捨てると、スッっと立ち上がって、まるで消える様にミニ公園がある方向へと走り去って行った。
「…あこ?」
『グスッ…う~…』
あこの目からは、大粒の涙が、次々ととめどなく溢れた。
有美さんが、あっちゃんの元カノだった事がショックだったんじゃないの…
あっちゃんと知り合った頃、まだ有美さんと関係が続いていた事にショックを受けたんじゃないの…
それを隠されていた事がショックだった訳でも無くて…
ただ…辛くて仕方なかったんだ。
別れの場所に居た…それがショックだった。
有美さんの気持ちを考えたら、涙が止まらなくなったの…
だって…
もし、今、傷付いていたのが有美さんじゃなくて…あこだったら?
耐えられない。
「あこ?…ごめんな…隠してて…辛い思いしたよな?」