Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『ねぇ、ねぇっ☆見て見てぇー!!
あこの指っ!!ンフフフっ(笑)
いいでしょー?』

あこは嬉しすぎてリングしか目に入らない。

『あーぁあっ…早く卒業したいっっ!!
早く、あっちゃんのお嫁さんになりたいっ!!』
両手で両目を覆って泣き真似をする。

その両手をそっと外すあっちゃん。

『あっちゃん、大好きっ!!』
あこは掴まれた両手を振り払いあっちゃんの首に抱きついた。

ちゅうううっ…

『……?んっ?…』
あこは首筋に強くキスされた。
キス…じゃなくて吸われた感じ。

「おっ!付いた、付いたっ!!」
楽しそうにいたずら口調であっちゃんは子供みたいにはしゃいでいる。

『えっ?なぁにっ?』
鏡で見ようとして起き上がろうとしたあこをあっちゃんはベッドに押さえ付けた。

『ねぇっ?何付いたのー??』
あっちゃんは軽く笑って、あこの耳元で囁いた。
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