Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「あら、結構早かったわねぇ?
アツシくんはもういいの?」

お母さんがあこに手招きをした。

とことことリビングに入って行くあこ。

…パァンッ!!

「あこっ!!
Happy Birthday☆」
お姉ちゃんがクラッカーを一つ鳴らした。

あこの目に飛込んで来たもの…

ちらし寿司。
チキン。
サラダ。
ビーフシチュー。

それから、3人では食べきれそうにない、バースデーケーキ。

フルーツの盛り合わせ。

『わぁぁっ☆すっごーい!!』
いっぱい有りすぎて何を見たらいいのか分からない。

「さぁ!主役は座ってぇー♪」
あこの肩を抱いてテーブルに連れて行く、お姉ちゃん。

「あこ、19歳、おめでとうっ!!
素敵な大人になりなさいね?

…ハイ、これ、お母さんとお姉ちゃんからのプレゼントよっ!」
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