Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
汚された体
翌日。
12月5日。

寒い。寒い。朝だった。
絶対に忘れられない日になる。


「あーこーっ?
朝よーっっ!!」

一階からはお母さんの元気な声が響いてくる。

『……?ンあっ!!学校!!』

ガバッ………

『さぶっ…』

あったかいベッドから飛び起きたのはいいものの、寒さに体が縮んでしまう。

あこは昨日心に決めた事を忘れていなかった。

今日からは絶対にサボらないで、毎日、大学に行く!!
…そう決めたんだ。

あこは早速、朝からシャワーを浴びて強烈な眠気を覚ます。

お化粧がうまくいった日は気分がいい♪

『久々の学校だし…髪はストレートでいくかぁ!!』

明るい栗色だった髪は、この数ヶ月でこげ茶色に落ち着いた。

その落ち着いた色の、胸までの長さの髪の毛を念入りにブローした。
『…んんーっ、ヨシッ!!OK☆
服は…………っと?』

浮き浮きしながら、ピョコピョコ飛び跳ねる様にクローゼットへ向かう。

どうして、大学へ行くのに、こんなにおめかししているのだろうか…
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